公教育を支える教材出版社代表のブログ

先週の金曜日、全図協(一般社団法人全国図書教材協議会)の事業である第3回「業界の明日を考える会」が開催され、全国から9名の若手有志メンバーが集まり、熱い議論が行われました。

メンバーは各ブロックから選抜されていますので、新学期を踏まえて各ブロック毎に議論した内容が報告されました。特別に若手だけを集めて議論したブロックもあったようで、みなさん本当に熱心な活動をしていただいたと感心しました。

5月は夏教材の販売と同時に来年度の対策を考えないといけない時期です。欲を言えば、この時期にできればもう少し先の将来対策を考えておきたいものです。
ただ残念ながら、いいニュースが見当たりません。

1月に入り、年頭の行事をこなすとすぐに、教材業界はもう新学期モード突入です。
私もこの3週間で文科省への挨拶、協会の会議をこなしながら、北海道、福岡、沖縄、愛知、岐阜と動き回りました。よく国政選挙の時に党首たちが東奔西走するように、新学期前はまさに選挙の気分です。
ただ私が動き回ってお会いできる人の数はたかが知れていますので、やはり全社一丸となって出来る限り会う機会を作ることだと思います。それでも私の時間の許す限り、新学期までできるだけ多くの販売店さんに会おうと思っています。
さて、年が明けて業界では教材各社のいろいろな施策が入り乱れています。もちろんのことですが、自分たちの思う通りにはいかないようです。ただ、私たちの販売店さんの利益を損なう活動には断固戦うつもりです。販売店さんにも短期的な売上より長期的な利益を、厳しいけど市場創造の活動に目を向けてもらいたいと願っています。
また先生方には是非、教材の内容で判断していただきたいと思っています。そのための教材紹介ツールをご用意して、十分にご理解をいただきてから、活用していただきたいと思っています。そのことが子供たちの学力を上げ、保護者に責任を果たすことになることを実感していただきたいのです。学校教材は採用した後が大事です。安ければいいというものではないのです。
販売店さんにも、先生方にも、ゆっくりと会う時間はないかもしれません、それでも会って、話して、私たちの思いを伝えられたら本望です。
3月末まで走り続けます。

いよいよ勝負の年が始まりました。今年の新学期は小学校教科書の改訂期に当たり、学校教材も内容を改訂して挑むことになります。各社知恵の出しどころであり、競争も激しくなります。厳しい戦いの始まりです。
本日、全社員を集め、恒例の年頭式で社長講話をいたしました。
社員たちには戦いに臨むための厳しい話もしましたが、その中でも最も伝えたかったことは教材会社としての根源的な仕事としての「学校教材の使い方を伝える」ことでした。
どんなに教材を改善しても、どんなに販売店活動をサポートしても、学校教材を選ぶしくみが確立されていなければ、良質な教材を子供たちに届けることはできません。昨今は若い先生がどんどん増えています。そして先生方の多忙感から、そのしくみ(教材選定の方法)が変わってきているようにも思います。見本を見てない。見本を見比べていない。見本を見ても正直違いがわからない。。。などの声を先生方から聞くようになりました。結果、集計ソフトで選ぶ、価格で選ぶ、昨年と同様のものでいい、、、など、教材の中身を見ることなく決められている事例が多くなってしまいました。
これは先生方の問題ではなく、私たち教材会社の怠慢だと思うのです。もしかしたら教材の使い方が上手に伝わっていないのかもしれません。40年前の教育同人社の教材には「このドリルの使い方」として先生や保護者に向けたメッセージが書かれていました。まだ教材の使い方が浸透していなかったからですね。しかし、学校教材が普及してくると、いつの間にかそのようなメッセージは不要のものになり、誌面から消えていきました。
今こそ作り手である私たちが声を上げて、その存在を示し、学校教材の使い方と得られる学習効果を伝えなければならない時だと感じています。

週末は全国図書教材協議会(全図協)の理事会の後、岡山県津山市へ。
「学校教材活用法セミナーin津山」に顔を出しました。このセミナーは東北大学大学院教授の堀田龍也先生が主宰する学校教材活用指導法研究会が開催するもので、東京ではすでに5回の開催を重ねています。セミナーでは研究会のベテランの先生方が学校教材の有効な活用法の模擬授業を披露し、堀田先生もご多忙の中駆けつけてくれて学校教材の意義についてご講演いただきました。集大成とも言えるレベルの高いセミナーでした。若手教師の目線でわかりやすく理解できる模擬授業と講演であったと感じました。

先週の土曜日、第二回「業界の明日を考える会」が開催され、全国から選抜された10人の若者が集まりました。
前日の任意の前夜祭にはほとんどの方が参加して大いに語り明かしました。日本人はお酒が入ると饒舌になるものです。みんないい議論しておりました。
ちょっと飲み過ぎた翌日は朝9:00から会議です。前回の復習をして、出していた宿題を発表、もう一度この業界の問題点を洗い出して項目に分けました。みんな真剣です。

現在、日図協ICT教育研究委員会の委員長を拝命しています。ただ単に若いからという理由なのですが、この委員会は結構活発に活動させてもらっています。3年前、堀田龍也先生(東北大学大学院教授)のご講演から始まった活動も、翌年のロンドン視察、昨年の台北視察と2年連続で海外視察を断行!どうしても国内に目が行きがちの業界をちょっと外から見てみようという試みをしてきました。
一方でこの3年間で国内のICT事情も激しく変わりました。フューチャースクールの取り組み後、全国の多くの自治体でICT導入が進み、たくさんのICT活用事例が構築されてきました。そろそろ国内の事例をしっかりと把握する時期です。
今年は新潟大学教育学部附属新潟小学校教諭で日本デジタル教科書学会の会長でもいらっしゃる片山敏郎先生にご登壇いただき、「これからの時代に求められる資質・能力とデジタル教科書・教材」と題してご講演をいただきました。

9月16日に開催された一般社団法人全国図書教材協議会(全図協)新年度第1回理事会において副会長の大役を仰せつかりました。
全図協は全国にある学校向け図書教材を扱う販売代理店と出版社でつくる組織で、私は出版社側の代表という位置づけになります。この役割は順番なのでいつかは回ってくるものと認識していましたが、私の予想をはるかに超える早さでお声がけをいただいたことにいささか戸惑っているところです。

先週は久々に鹿児島を訪れました。鹿児島県図書教材協会が主催するICT研修会に講師としてお招きいただいたためです。鹿児島空港ではゆきりんにお出迎えいただきました(*^^)v

昨年の11月に日図協ICT教育研究委員会として台湾視察をしており、その際の話を聞きたいとのことでした。台湾で撮ったたくさんの写真を見せながら解説を加え、台湾の教育事情や、日本との比較、今後のICTの動向について少し持論を加えながらお話させていただきました。
鹿児島の販売店さんはとても熱心で、数多くの質問をいただきました。その熱心さに押されICTに対する話に留まらず、図書教材業界の将来への期待を込めた話に及んでしまい、私も盛り上がってしまって、なんだか最後はICT研修会なのか、直販業界の研修会なのかわからないような話になってしまいました。

私の講話の前には全図協事務局長の渡部氏より、図書教材Web発注システムの研修会をしており、またその前段では、理事会も開催されていましたので、図書教材業界の将来をどうするのかという話題はむしろ自然な流れだったのかもしれませんね。
懇親会では、奄美大島で長年販売店をされていらっしゃる楠田書店社長さまから「奄美群島日本復帰60周年」に関する講話をいただきました。ちょうど昨年の12月が60周年だったのですね。日本復帰というと沖縄を思い浮かべますが、奄美諸島も戦後アメリカ軍の占領下にあったのです。改めて占領下にあった人たちの思いはどのようなものだったのか、そして悲願の日本復帰とはどのようなことなのか、祖国とはどういうものなのかを学びました。

奄美の日本復帰は無血で実現したようです。無血の民族闘争は世界でも珍しいことのようです。それは強いリーダーシップの力だけではなく、復帰署名99.8%という数字にも表れているように、島民みんなの強い思いの結実なのだということでした。みんなで結束してことに当たることで難局を乗り切る日本人の真髄のようなお話を聞くことができ、とても感動しました。
「私たちの業界も今の現状に甘んじる事なく未来へ踏み出す力を…」楠田社長からは私たち業界に対しても熱い言葉をいただきました。
楠田書店さんと教育同人社とは深い縁があり、亡父は毎年のように奄美大島を訪れていました。今年私が鹿児島県協会の方から呼ばれたのもやはり「ご縁」なのだと強く感じました。私も、もう社長5年目です。しかしまだまだ祖父や父のご縁にお返しすることが出来ていません。体は一つしかないので、土日なく頑張っても難しいことなのですが、教育同人社の原点は販売店さんとの繋がりです。そのご縁をもっともっと大事にしなければと反省した次第です。
P.S.
久々の鹿児島は元気一杯の若手が多くいる活気ある集まりでした。大いに元気をもらいました。2次会として世にも奇妙な館で行われた天文館教育視察も素晴らしい活気でした。みんな歌が上手かったな~

第2回となる「同友会」が福岡で開かれました。
先週の金曜日、20名を超える仲間たちが集まり、『未来の教育を知る 最先端ICT教育学校視察および意見交換会』として佐賀市立赤松小学校を訪れました。
同校は総務省「ICT絆プロジェクト」の実証校で、一人一台児童用タブレットPCと電子黒板を活用した授業に取り組んでいる学校です。今回はその学校で公開研が開かれるということで訪ねた訳です。普段学校に出入りさせていただいている販売店さんも実は授業を見ることは稀です。それもICT実践の先進校の授業を見る機会は滅多にないのです。とても貴重な機会なのです。業者が集まって押しかけたにも関わらず受け入れてくださった赤松小学校のみなさまにも感謝ですね。その後、場所を博多に移して、ICT支援派遣会社社長さまと別のICT教育推進校の現役先生をお呼びして懇親会です。懇親の席にも関わらず、ICT教育に関して先生からお話もいただきました。私たちも熱心に聞き入り、多くの質問が出るほどでした。
と言っても、実は私が参加したのはこの懇親会から。。。全図協理事会と重なったため、東京から博多の懇親会に直行でした。
この「同友会」という組織は販売店若手経営者の自主的な集まりなのです。前身は私が立ち上げた「青年同友会」ですが、10年経ったところで解散し、その後、そこの参加者が自主的に立ち上げた会なのです。会則の作成から、会長の選出、企画、運営、会計、そして、現地でのサポート、会場探し、集金、移動手段の確保、案内の発信などなど、全てメンバーが行っています。前身の組織があったので、みんな既に顔見知りというのも大きいですね。むしろ会の運営に対するクレームなどもないのです。助け合ってるというか、協力しあってるというか、それぞれ認め合ってるというか。。。
とにかく教育同人社は一切かかわっていないのです。私の役目は相談役(#^^#)
私が「青年同人会」を立ち上げた時の目標が販売店研修組織の自主独立でした。10年が経ち、解散した後、誰からともなく声がかかり、思い思いに自分の意志で集まり、金銭的にもメーカーに頼ることなく、自立した研修会運営をしています。本当に素晴らしい仲間たちです。
今後もまだまだ販売店経営も淘汰が続くと考えられます。メーカーのさや当てに右往左往していては生きていけない時代が来ます。販売力だけでなく経営力が問われます。それぞれが自らの信念で経営をするべき時代です。まさに多士済々、そういう販売会社が多くなった時にこの業界はさらに輝きを増すと思うのです。
私も彼らに負けてはいられません。彼ら以上に勉強をして、努力をして。。。私も自立して成長を目指している仲間たちと一緒に切磋琢磨していきたいと思います。
***
P.S.
来年は海外?日図協に対抗して台湾視察??
そんな夢のある話も実現しそうな勢いでした(^_-)-☆

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