公教育を支える教材出版社代表のブログ

明日で東日本大震災からはや3年ですね。

学校教材の業界があります。教科書ではない、教材の業界です。学校で使うための教材を作る会社が集まったことにより、学校教材というカテゴリーが生まれ、「業界」を形成することで長年先生方を支えています。しかし、最近その業界意識が危機に瀕していると感じています。

私の友人に太田敏正さんという教育ジャーナリストがいます。彼のブログを読んで共感しましたので、ご紹介させていただきます。
「競争」より「共生」で生き延びる時代 http://blogos.com/article/80953/

私たちは商売人ですから常に勝利を目指します。負けてしまえば元も子もないですから必死に頑張ります。
しかし業界内(島の中)だけで戦い合うことは果たして勝利なのでしょうか?
海外には「教材業界」というビジネス領域はありません。でも日本には学校教材を作る専門の会社がある。それも切磋琢磨してそれぞれ素晴らしい教材を作っています。そして、多くの先生方に感謝され、全国の児童の学力向上に貢献しています。「教材業界」の存在が戦後日本の公教育を支えた一端であることは間違いないと思うのです。

一方で、自らの価値づけを忘れ、排他的な競争に陥った時、その業界(島の住人)はあっと言う間になくなります。
そして、無防備な勝者は一瞬で他業界に食われ、誰もいなくなることでしょう。そう、業界とは自分たちが勝手に領域化しているだけですから、目の前のライバルを倒せば、また目の前に新しいライバルが現れるだけなのです。ライバルは無限に現れます。

昨年いみじくもこの業界が作る(社)全国図書教材協議会(全図協)で「業界の明日を考える会」が発足されました。全国の販売店さんから若手が集まり、将来の業界をどうするのかを考えようとしています。どのような議論が展開されるのかはメンバーに委ねたいところですが、間違った競争原理や自由市場主義、個人主義により、排他的な競争が起こり、価値を下げるスパイラルに陥ることだけは止めないといけません。
むしろ、これからは価値あるものにしっかりと価格をつけ、それをしっかりと現場(学校や先生)に伝えないといけない時代なのです。それがちゃんとできればこの業界はまだまだ大きくなるのです。学校教材はもっともっと価値があるのです。そういう建設的なことを未来志向で大いに議論してもらいたいと願っています。

震災の時、「生き残る」ということを強く感じた瞬間でした。そしてその後私たちは「共に生きる」ことの大切さを学びました。今、業界を作っている人たちが自信を持ち、勇気ある判断と行動をすることを期待しています。そして共にこの業界をもっともっと大きな存在にしていきましょう。
そのことが自らが生き残る最善で最短の道だと信じます。

この時期学校教材の業界では、全国いたるところで、教材販売店向けに出版社による販売会議が開かれています。
販売店さんにおかれては大変ご苦労様ですが、各出版社とも知恵を出し、工夫した教材を作っていますので、しっかりと受け止めていただき販売活動に役立てていただければと思います。
この業界には「見本」というものがあります。一般的に学校教材の採用は4月になってから。新しい学年担任が決まった後に先生方によって決められるものです。その際に実際に手にして、教材の内容を確認して決めていただけるように「現物の見本」を学年ごとや教科ごとに分けて事前に学校にお持ちしています。
小学校教材において、その「見本」がもうすぐ販売店さんに届きます。その後、販売店さんは自社の店名シールを貼り、時には工夫して目立つように張り紙をつけたりした後、学年ごとに分け、各社ごとの見本袋に入れ、3月下旬に学校にお持ちすることになります。
また、中学校教材においては、すでに各販売店さんに届けれらているところがほとんどです。見本の種類は小学校の比ではなく多様です。こちらも3月末まで、地道な作業が続きます。また、中学校では「見本」による学校PR活動も既に頻繁に行われています。従って各社は学校数以上に「見本」を必要とします。
実は面白いことがあります。
小学校の「見本」は販売店さんにその費用の半分を持っていただいています。中学校は出版社持ちです。(もちろん各社、各販売店によって、地域慣習によっても条件は異なりますから一概ではありません。)
よく、「見本」は誰のものという議論があります。出版社のもの、販売店のもの、学校のもの(配布した後)。。。 私の解釈は持っている人のものです。 ただ、小中では意識の違いは圧倒的にあると思っています。小学校教材の「見本」においては販売店さんはお金を出している訳で、自らの意思が働いている訳です。一方で中学校教材においては出版社の意思が反映されやすいハズですね。
最近、「見本」の数が問題になります。見本が多過ぎるとのご批判です。私もそう思っています。もっとわかりやすく、シンプルにするべきだと、小学校テスト見本などは一冊にまとめるべきだと思います。出版社、販売店、そして時間のない中で見本を選定しなければならない先生方、そこに関わる全ての人が助かることですからね。
ただ残念なことに競争は激化していて、向かっている方向は逆です。見本は増えるばかり、負担は増えるばかり、先生方の選ぶ負担も増しています。
これからは販売店さんが「見本」を選ぶ必要があると思っています。
特に小学校教材、小学校の販売店さんはその権利があります。お金を負担しているからです。むしろしっかりと負担をして、しっかりと責任をもって学校に持っていって欲しいと思っています。その意識がこれからの教材販売に必要だと思うのです。負担を強いているわけではありません。しっかりと選定することでむしろ負担は軽減できます。
見本配布はメーカー主導から販売店主導へ。
是非とも自社の意思で各社の「見本」を吟味して、選定してもらいたい。自信を持って自社で売りたい教材を決め、それを先生にお薦めいただきたい。先生方もそれを望んでいると思うのです。自社の意にそぐわない商品は排除してもいいとも思います。メーカーの言いなりの運び屋では将来の存在が危ぶまれます。そういう緊張感がこの業界にもっと必要です。教育同人社も緊張感をもって教材づくりに励み、販売店さんに選定いただけるように努力してまいります。
各地で行われている販売会議はその自社の方針を確認するための機会だとすれば、とても有意義な時間になりますね。
少子化の中でも、全国津々浦々に張りめぐらされた学校教材販売網を維持発展させるために、私たちは今、何を決断しなければならないのか。。。排他的な過当競争を勇気を持って卒業し、メーカーと販売店が一緒になって業界の価値向上に挑戦することこそ、学校を支える唯一の存在である私たちに求められている使命だと思うのです。

早いもので1月も下旬です。すっかり新学期モード全開です。
先週から販売会議がスタートしました。学校教材は4月になってから先生にご採用をいただくものですが、私たちの勝負はその前から始まっています。ご採用をいただくために学校に見本を届けている販売店さんに、私たちの考え方や新学期商品を説明するために全国を回って会議を開きます。
先週は愛知県のあおい会という集まりで、いくつかの出版社が集まった合同会議があり、私も参加してきました。(写真は中学営業課長の菊地です)

小学校向けの会議と中学校向けの会議は別々に行われることもあり、これから3月上旬までは毎週のように会議が続きます。みんなで手分けして全国を行脚しますが、正直、体がいつくあっても足りないぐらいです。
私も歩きます!日頃マラソンで鍛えた健脚(?)を生かして、歩き回ります。体力勝負ですね(*^^)v

新学期見本もできました!(写真は小学校見本) 今年の見本は表紙の発色も良くって迫力があります。なんか売れそう(笑) スヌーピー君も大活躍してくれそうです。

私からは販売会議に際して、以下のような教育同人社の方針を伝えています。
1.教育同人社は、販売店と共に市場をつくる
2.教育同人社は、価値あるものに価格をつける
3.教育同人社は、ICTだけでなく図書教材の価値も高める
4.教育同人社は、若い先生に向けて学校教材の活用法を普及する
販売店のみなさま
今年の営業部は一段と気合いが入っているようです。普段はおとなしい連中ですが、気合いが入ると大変です。教育同人社を売っていない販売店さんには厳しいお話をするかもしれませんが、よろしくご容赦くださいませ。
少子化はもの凄い勢いで私たちに襲いかかってきています。ですから価値あるものを販売店さんと共にしっかり普及させることが重要だと考えます。
全国の学校には販売店さんのきめ細やかなサービスが必要です。販売店さんの経営を維持することは我々にとっても重要な使命なのです。販売店さんの売上に貢献するために、そして販売店さんの役割を向上させるために、社員一同一丸となって全国を駆け回り、教育同人社の思いをお伝えいたしますのでよろしくお願いします!

先週は久々に鹿児島を訪れました。鹿児島県図書教材協会が主催するICT研修会に講師としてお招きいただいたためです。鹿児島空港ではゆきりんにお出迎えいただきました(*^^)v

昨年の11月に日図協ICT教育研究委員会として台湾視察をしており、その際の話を聞きたいとのことでした。台湾で撮ったたくさんの写真を見せながら解説を加え、台湾の教育事情や、日本との比較、今後のICTの動向について少し持論を加えながらお話させていただきました。
鹿児島の販売店さんはとても熱心で、数多くの質問をいただきました。その熱心さに押されICTに対する話に留まらず、図書教材業界の将来への期待を込めた話に及んでしまい、私も盛り上がってしまって、なんだか最後はICT研修会なのか、直販業界の研修会なのかわからないような話になってしまいました。

私の講話の前には全図協事務局長の渡部氏より、図書教材Web発注システムの研修会をしており、またその前段では、理事会も開催されていましたので、図書教材業界の将来をどうするのかという話題はむしろ自然な流れだったのかもしれませんね。
懇親会では、奄美大島で長年販売店をされていらっしゃる楠田書店社長さまから「奄美群島日本復帰60周年」に関する講話をいただきました。ちょうど昨年の12月が60周年だったのですね。日本復帰というと沖縄を思い浮かべますが、奄美諸島も戦後アメリカ軍の占領下にあったのです。改めて占領下にあった人たちの思いはどのようなものだったのか、そして悲願の日本復帰とはどのようなことなのか、祖国とはどういうものなのかを学びました。

奄美の日本復帰は無血で実現したようです。無血の民族闘争は世界でも珍しいことのようです。それは強いリーダーシップの力だけではなく、復帰署名99.8%という数字にも表れているように、島民みんなの強い思いの結実なのだということでした。みんなで結束してことに当たることで難局を乗り切る日本人の真髄のようなお話を聞くことができ、とても感動しました。
「私たちの業界も今の現状に甘んじる事なく未来へ踏み出す力を…」楠田社長からは私たち業界に対しても熱い言葉をいただきました。
楠田書店さんと教育同人社とは深い縁があり、亡父は毎年のように奄美大島を訪れていました。今年私が鹿児島県協会の方から呼ばれたのもやはり「ご縁」なのだと強く感じました。私も、もう社長5年目です。しかしまだまだ祖父や父のご縁にお返しすることが出来ていません。体は一つしかないので、土日なく頑張っても難しいことなのですが、教育同人社の原点は販売店さんとの繋がりです。そのご縁をもっともっと大事にしなければと反省した次第です。
P.S.
久々の鹿児島は元気一杯の若手が多くいる活気ある集まりでした。大いに元気をもらいました。2次会として世にも奇妙な館で行われた天文館教育視察も素晴らしい活気でした。みんな歌が上手かったな~

第2回となる「同友会」が福岡で開かれました。
先週の金曜日、20名を超える仲間たちが集まり、『未来の教育を知る 最先端ICT教育学校視察および意見交換会』として佐賀市立赤松小学校を訪れました。
同校は総務省「ICT絆プロジェクト」の実証校で、一人一台児童用タブレットPCと電子黒板を活用した授業に取り組んでいる学校です。今回はその学校で公開研が開かれるということで訪ねた訳です。普段学校に出入りさせていただいている販売店さんも実は授業を見ることは稀です。それもICT実践の先進校の授業を見る機会は滅多にないのです。とても貴重な機会なのです。業者が集まって押しかけたにも関わらず受け入れてくださった赤松小学校のみなさまにも感謝ですね。その後、場所を博多に移して、ICT支援派遣会社社長さまと別のICT教育推進校の現役先生をお呼びして懇親会です。懇親の席にも関わらず、ICT教育に関して先生からお話もいただきました。私たちも熱心に聞き入り、多くの質問が出るほどでした。
と言っても、実は私が参加したのはこの懇親会から。。。全図協理事会と重なったため、東京から博多の懇親会に直行でした。
この「同友会」という組織は販売店若手経営者の自主的な集まりなのです。前身は私が立ち上げた「青年同友会」ですが、10年経ったところで解散し、その後、そこの参加者が自主的に立ち上げた会なのです。会則の作成から、会長の選出、企画、運営、会計、そして、現地でのサポート、会場探し、集金、移動手段の確保、案内の発信などなど、全てメンバーが行っています。前身の組織があったので、みんな既に顔見知りというのも大きいですね。むしろ会の運営に対するクレームなどもないのです。助け合ってるというか、協力しあってるというか、それぞれ認め合ってるというか。。。
とにかく教育同人社は一切かかわっていないのです。私の役目は相談役(#^^#)
私が「青年同人会」を立ち上げた時の目標が販売店研修組織の自主独立でした。10年が経ち、解散した後、誰からともなく声がかかり、思い思いに自分の意志で集まり、金銭的にもメーカーに頼ることなく、自立した研修会運営をしています。本当に素晴らしい仲間たちです。
今後もまだまだ販売店経営も淘汰が続くと考えられます。メーカーのさや当てに右往左往していては生きていけない時代が来ます。販売力だけでなく経営力が問われます。それぞれが自らの信念で経営をするべき時代です。まさに多士済々、そういう販売会社が多くなった時にこの業界はさらに輝きを増すと思うのです。
私も彼らに負けてはいられません。彼ら以上に勉強をして、努力をして。。。私も自立して成長を目指している仲間たちと一緒に切磋琢磨していきたいと思います。
***
P.S.
来年は海外?日図協に対抗して台湾視察??
そんな夢のある話も実現しそうな勢いでした(^_-)-☆

11月に入り、すっかり秋の装いですね。クールビズも終りで、ネクタイを忘れないようにしないといけなくなりました。そんな、気候にも恵まれた先週の金曜日土曜日、関東1都3県の中学校販売店さんを集めて中学同人会が開かれました。

弊社は小学校教材の出版社という位置づけをよくされるのですが、中学進出は1993年ですから、ちょうど20年を迎えます。歴史的には、中学教材は創業当時より別会社で手掛けていて、古くからお世話になっていたのです。この中学同人会も既に26回を数え、今回も50名を超えるみなさまにお集まりいただき、盛会な研修会になりました。
中学校教材において、中でも英語教材の評判は高くいただいており、今までも多くのユニークな商品を子どもたちの手に届けてきました。ここ数年小学校教材にかかりきりでしたが、来年度に向けて、もう一丁面白いことをやってみようと思っています。小学校教材ではお馴染みの「スヌーピー」を中学校教材にも登場させる企画です。中学教材でのキャラクター使用はたぶん初。賛否両論あり、かなりの冒険です。
そこでまずは、弊社を長年応援してくださっている中学同人会のみなさまの印象を伺うために、制作途中の新刊「スヌーピーのエンジョイワーク」をお見せしちゃいました。
ここでは中身は秘密です(*^。^*) なんて、そんな大それたことではないのですが、全ての販売店さんのご意見を伺うことは難しいのでご理解ください。正式な発表は来月になるかと思います。鋭意制作中でございますので、今しばらくお待ちください。
評判は上々。そして、会議では喧々諤々熱心な議論が交わされ、びっくりするぐらい多くのご意見をいただきました。もう、すぐにでも売り込みをかけたいというご要望もたくさんいただきました。販売戦略的なご進言もたくさんいただきました。何より、この商品の持つユニークさで教材市場を活性化できるという期待は感じていただけたと思います。
キャラクターで学習効果が上がるのかはわかりません。むしろ邪魔であろうというご意見もあるかと思います。しかし、生徒目線に立った時、小学生が中学生になり、新しく「英語」という教科に触れ、初めてもらう英語教材をイメージした時、そこに「スヌーピー」がいても不思議ではないのではと思うのです。
もちろん、キャラクターは学習意欲のきっかけにしか過ぎません。むしろ見て頂きたいのは充実の教材内容なのです。そこを思うと、やはり私たちには販売店さんのお力が必ず必要なのだと感じます。どんな良質な教材を作っても、その本質の良さを語り伝える方々がいないと商品は普及しません。この新刊「スヌーピーのエンジョイワーク」が販売店さんと先生方を繋ぐコミュニケーションツールになれば幸いと思います。
全国の販売店さんがあって、初めて教育同人社が成り立っています。これからも私たちは販売店さんと共に考え、共に歩むことに邁進します。学校教材の本質を語り伝えれば、教材採用まだまだ拡大できるのです。そして多くの子どもたちに良質な教材を届けたいと願っています。

昨日、弊社本社会議室において、群馬、栃木、茨城の販売店若手社員を集めて研修会が開かれました。20名を超えるご参加をいただき、満席大盛況でした。平日の昼間、多忙な時期にも関わらず貴重な戦力をお預けいただきましたこと、店主のみなさまには本当に感謝申し上げます。

冒頭、私からは「業界の歴史と私たちの役割」について話させていただきました。本社にある昔の教材を見せながら、学校教材の役割を、そして教材販売店の役割を私の持論を交えて話させていただきました。入社2年目の方が多かったかな。まだ理解するには難しかったかもしれませんが、学校教材を取り扱っているというプライドを持って仕事にあたっていただきたいと思いベテランでも十分通用する内容にしました。

第二部では、8月に行われた「学校教材活用法セミナー」の様子をビデオで見ながら、販売店営業の役割をグループ討議しました。なぜ私たちがNPO法人を立ち上げたのか?なぜ今、若い先生方が集まろうとしているのか?そしてなぜ、私たちが先生方が集まる勉強会を支援しているのか?そして今度、販売店営業マンとしてどのように関わっていくことができるのか?みなさんで議論していただきました。

今、学校教材は見本を提示することで、4月になると先生方が検討してくださり、出入りの販売店さんに声をかけてくださりご注文をくださいます。しかしその形(習慣)は未来永劫保証されているものではありません。
この形は、過去の先人たちが何もない不毛の市場から知恵と汗で掴み取ったものです。だからゆえに、今あるこの形に感謝しなければなりません。そのために、出版社は学校教材の価値を高め、販売者はその普及に努めないといけません。壊すのは簡単です。いや、外から壊されることはないかもしれません。壊れる時は内からなのかもしれませんね。
これからの時代、もう一度全国津々浦々の販売店網が高く評価される時がきます。多忙な先生方を支えていく存在はインターネットではなく、愚直に毎日学校を訪問している地元の出入りの教材会社なのだということが証明されるはずです。
その時代を迎える時に、今の若い営業マンたちがいきいきと学校にお邪魔させていただくことができるように、先生方に真に頼られる存在になるために、弊社のできる限りの情報を提供して、このような販売店向け研修会を行っていきたいと思っています。そして将来も共に手を携えて学校を支えることができれば、もっともっと大きな貢献をすることができるはずです。
このような動きは業界全体(全図協)としても最近は活動を活発化させていますが、教育同人社としても率先して行っていきたいと思っています。
今後の予定です。

9月25日 第一回若手研修会(群馬・栃木・茨城)
10月2日 第一回若手研修会(埼玉)
10月9日 第一回若手研修会(千葉)
11月より第二回、年明けに第三回の研修会を各グループ毎に行う予定です。

未来を担う販売店の若者たち!共に未来の業界をつくりましょう!

新しい時代が歩き出しているように感じます。
東日本大震災の復興や原発の対応に追われている一方で、東京オリンピックやリニア新幹線など景気回復を予感させる明るいニュースが見られるようになりました。既存の崩壊と再興が入り交じりながら、過去のルーチンとは少し波長の違う流れが生まれてきていることは確かなようです。
私たちの業界もまた、大きな変化が訪れていて、すでに新しい時代を歩き出しているように感じています。
先週一般社団法人全国図書教材協議会(以下、全図協)の理事会および総会が開かれ、加盟出版社と全国から学校教材を扱う販売店さんが集まりました。

その中の理事構成メンバーが集う「運営委員会」という組織で今、熱い議論が語られています。次世代でも通用する直販システムを作るために動き出そうではないかということです。今ある直販システムは学校教材を全国津々浦々の小中学校にまで、くまなく安価に教材を届けることができる素晴らしい仕組みです。しかも国からの指示や検定を受けることなく民間会社として完全に独立した業界を形成しています。また、その教材の質は日本の学校教育を支えていると言っても過言ではありません。
しかし一方でその素晴らしい仕組みに少し胡坐をかいているのも事実です。
気づいてみると教材の本質を知らない出版社の編集者が過去踏襲的にものを作り、良さを知らない販売店社員が見本を届け、実はあまり使い方を知らない若い先生が採択している。。。みんな過去の慣習や慣例に習って事務的にものごとが進んでいる。。。
オリンピックが来る7年後、リニア新幹線が走る14年後、私たちは今と同じように図書教材を作り、現物の見本を届け、先生から直接ご注文をいただくことができているのでしょうか?
世の中の進化(変化)によって私たちのビジネスモデルも当然影響を受けることでしょう。その時になって右往左往しないように、今そこにある危機を認識し、出来る限り予防をしておくことが必要です。
新しい時代になっても「学校教材」はなくならないと思います。図書教材もあるべき形でしっかりと存在しているハズです。そして全国の小中学校を網羅する販売店網も存在をしています。むしろその存在感は増しているハズなのです。
だからこそ、今、構造改革が必要なのです。これは新しい時代を築くために動かすための意識改革が必要なのです。
全図協運営委員会に参加しているものの責務として、心あるみなさんと共に新しい時代に対応した次世代直販システムの創造を提案していきたいと思っています。

56年ぶりにオリンピックが東京に来ます。
オリンピック招致に関しては前日までの風評もあり、来なかった時のショックを和らげるようにあまり期待はしていませんでした。でもやっぱり気になって日曜日の朝は5時には起きて、ツイッターで状況確認。 「東京キタ―!」 というつぶやきを見て、急いでテレビをつけました(^O^)/

今は純粋にオリンピック開催を喜びたいですね。東京が元気になるのはいいことです。閉そく感漂う今の日本の雰囲気を好転させる契機になると思います。何より、子どもたちにとって世界200カ国以上の人々が集まるスポーツの祭典を生で体感できることは大いなる財産になることでしょう。私の娘は11歳ですから、オリンピックの年は18歳、順調に行けば大学1年生の青春真っ盛りの時期となります。もしかしたらボランティアなどで参加することも可能かもしれませんよね。
さて、我が業界の56年前はどのような時代だったのでしょうか?前回の東京オリンピックが開催された頃、実は学校教材業界は激動の時代でした。この頃の業界史を少し紐解いてみました。(日図協30周年誌「築く」より)
昭和36年 全国一斉学力テストが実施(中学2・3年) (昭41には廃止へ)
昭和36年頃~ オートメ学習、プログラム学習の兆し(新しいメディアの取り組み)=学研の進出
昭和37年頃~ 著作権とコピー問題 複写機の急速な普及による対応
昭和38年 教科書無償配布開始
同年 教科書会社のワークテスト発行
昭和39年 教科書会社のワークテスト抱き合わせ販売に対し違法審決
同年 「福田通達」学校における補助教材の取扱などについて→公正取引に向けた協会組織の手直し
全国学力テスト、ICT化、大資本の参入、新しいメディアの著作権問題、教科書会社の攻勢、協会組織の手直し、等々とても今の現状に似ていると感じました。
過去の先人たちはここでしっかりと戦い、業界の地位を築いてきたわけです。私たちもそれに習い、学校教材の地位向上を果たさなければなりません。学校教材は私たちが作るから価値が向上します。これからも現場の先生方と共に本物の教材の作り、普及させなければなりません。
7年後の子どもたちの夢と共に、学校教材の存在価値も膨らませましょう。

今日から学校という地域も多いようです。早いもので夏休みも終わりですね。
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が発表されました。このタイミングも絶妙です。どの県がいいとか、悪いとかよりも、このようなことで全国的に教育意識が高まり、教育の重要性が認識されることが大事だと思っています。また、日本の教育はやはり公立の学校が支えているのだと、それを支えているのは教科書だけでなく、学校教材が支えているのだと、そういう認識が広まることを願っております。
さて、この夏休み、我々図書教材業界でも各県で総会や研修会が盛んに開かれました。私も埼玉県協会総会、全図協東北ブロック研修会、岡山県協会総会など、いくつかの会合に参加させていただき「語る」機会をいただきました。
私への登壇要請が多かったのは、若いから少しはICTのことを知っているのではという期待からだと思っています。それだけ販売店さんのICT化に対する不安が大きいとも言えます。出版社は本当に図書教材を作り続けるのか、販売店を飛ばして販売するのではないか、等々将来に対する不安を持っていると感じます。
講演では英国や韓国のICT事情を日本の実状と比較しながらお話しましたが、ICT化の話をしながらも、結局は学校教材とは何か、その価値は何かという話をしました。そして、これからの私たちはどうするべきなのかという私なりの提言をお話しています。
時代が進み、どのように商品が変わっても、どのようなツール(ICT化)が出てきたとしても、学校があり、先生がいて、子どもたちがいる限り変わらない役割があります。その役割をもう一度確認するべき時代が来ていると思うのです。
私が思う販売店と出版社(メーカー)のこれからの役割は下の4つです。
1.販売店の役割
(1)商品を伝える (販売から普及へ)
(2)人脈を作る (メーカーの期待)

2.出版社(メーカー)の役割
(1)商品の役割を伝える (「語る」)
(2)商品に価値をつける (販売店の期待)
これは60年前から変わらない役割です。業界ができる前の役割、業界を作るための役割です。テストやドリルがまだまだ認知されていなかった時からの役割です。時代が進み、市場が出来て、採用されることが当たり前になり、商品が不変的になって、上っ面で競争するようになると忘れてしまうのかもしれません。
しかし、時代が一巡して、商品が革新を求められるようにICT化が進むと、改めてその本質的な価値が問われるようになります。私たちは業界の創設期に先輩たちが行ってきた活動をもう一度やり直さないとなりません。
昔ってどんなドリルだったのだろう。そう思って昔のドリルを倉庫から引っ張り出しました。

これは40年前のくりかえし漢字ドリルです。

基本的な構造は何も変わっていません。

逆に、私のたちの願い、思いをしっかり伝えています。正直、ここまで言えないな~と思います。しかし違う形であってもこういう「役割を伝えること」はしていかないといけないと痛感しています。

みなさん知っていますか?くりかえしドリルってどう使うんでしょうか?先生たちはどう教え、子どもたちはどのように学ぶのでしょうか?学校ではどう使い、家ではどう使うのでしょうか?
時代が進んでも子どもたちの学びがなくなることはありません。新しい時代になればその時代なりに、私たちはしっかりと「商品の役割」を伝えていかないといけませんね。
講演の依頼をいただくことがきっかけで、私も学ぶ機会をいただきました。そして私なりに先人たちの歩みから多くを学びました。感謝。
教育同人社の学校教材が「語る」ことで、微力ながら、これからも学校教育を支えていきたいと思っています。

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