公教育を支える教材出版社代表のブログ

いよいよデジタル教材の時代が来ると感じています。 ん?今更?と思われるかもしれませんが、ようやくデジタル教材がアナログっぽく普通に存在するようになってきたと感じるからです。

先日、8月11日より開催された日本デジタル教科書学会のシンポジウムに登壇いたしました。アナログ出版社の社長がこの学会に呼ばれるのも稀有なことですし、ディスカッションのテーマが「今、求められる人材とは」というデジタルとは無縁の題目設定に深い意図を感じて、微力ながらお役に立てるかと思いお受けしました。3名の経営者が登壇し、それぞれの人材論が発表されました。思いの外、先生方は熱心に聴いてくださいました。(写真はスズキ教育ソフト鈴木社長と)

先生方は子どもたちを見ています。そのことを強く感じました。先生方は、今社会はどんな人材を求めているのかを肌感覚で知りたかったのでしょうね。その上で、少しでもわかりやすく、少しでも楽しく、少しでも学力をつけられるように教えたいのですね。先生方はデジタル機器を使うことや、デジタル教材を使うことが新しい教育だとは、もう思っていないと感じました。でもデジタルの味付けが加われば「もっと」が体現できると熱心に勉強をされているのですね。確かに、今の子どもたちが社会に出るときにはもっともっとデジタルは普通に存在しているハズで、それをどう活用するかが問われる社会になっているでしょうからね。

一方で、同学会の基調講演で中川一史先生が述べられていた通り、デジタル化のための環境整備は課題を抱えています。国ではようやくデジタル教科書の議論が立ち上がりましたが、教科書検定、一人一台、公私の区別、コンテンツ・著作権の問題等々クリアするべき問題は山積みです。自治体レベルの予算的な話はもっと厳しいでしょうね。でもだから、今やれることは何なのかを現場の先生方は考え始めたのではないでしょうか?

企業側はどうでしょうか?デジタル教材を作っていると何か先進的にも映りますね。企業イメージ的にも、「これからの時代はデジタルだ!」と力を入れたくなりますね。でもなんか違っているような。。。もうそれだけでは採算に合わないでしょうね。中途半端な環境整備は企業の足を引っ張ります。デジタルだけでは長続きしない時代が来るということですね。

弊社の教材開発の基本は昔も今も変わりません。

1.私の祖父(創業者)がよく言っていた言葉に「教材は先生が作るもの。我々はそれを助けるために存在する」と。。。いつの時代も現場発の子どもたち目線の教材開発が必要です。

2.公教育は全ての子どもを対象しています。従って、基礎基本の学習が身につく教材でなければなりません。更に言えば、安価であり、全ての先生が使えるものでなければなりません。

ようやく、デジタルとかアナログとは言う議論ではなく、これからの時代に則した現場ニーズからくる教材開発が必要とされていると感じます。デジタル化になればアナログ教材会社はなくなると言う議論もあるようですが、たぶん結果は全く逆。どの時代にも現場ニーズは多様にあり、現場から生まれるものが教材である限り、現場に則した教材づくりをする会社が必要とされます。近未来的なカッコいいデジタル教材は作れないかもしれませんが、アナログチックなデジタル教材?デジタルチックはアナログ教材?いや、アナログ教材のデジタル活用??デジタル教材のアナログな使い方?いずれにしても我々の活躍の場はますますありそうです。(笑)

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