公教育を支える教材出版社代表のブログ

一般社団法人日本図書教材協会【日図協】では11月3日(木)に東京ガーデンパレスにて東北大学大学院教授の堀田龍也先生をお招きしてICT教育活用研修会を開催いたしました。

堀田先生は「デジタル教科書の位置付けに関する検討会議」の座長、「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」の主査、その他文科省関連の委員を多数お引き受けされていらっしゃる、まさに激動の教育改革の中心人物でいらっしゃる方です。当日は加盟教材出版社、加盟販売店だけでなく協会外の方々も多くご来場され、会場は200名ほどの参加者で溢れんばかりの大盛会となりました。

基調講演では「次期学習指導要領および教育の情報化の動向とこれからの教材の在り方」と題し、まずは図書教材の現状やICT活用の具体例などを話されました。昨今の情勢によって我々が立ち入ることのできない学校現場の貴重な映像や、教材会社の人間より教材の現状に詳しいのではと思うほど詳細なご報告をいただきました。次には中央教育審議会の動向や次期学習指導要領を想定した教育の情報化についてなど、昨今の国の動向について私たちにもわかりやすい言葉で語られ最新情報を深く理解することができました。

ご講演の最後には我々教材業界への期待をお話いただきました。デジタル教科書とデジタル教材の位置付けを丁寧に解説して頂き、今後デジタル化するであろう学校教材の今後に対して示唆に富むご講演をいただきました。

私は日図協ICT教育研究委員会委員長として第二部で登壇し、対談形式で堀田先生に質問をさせていただきました。堀田先生からは学校教材の価値、良質な教材を作る能力、学校現場に密着した販売店の価値などこの業界が培ってきた役割に対して大いに評価をいただきました。そしてこれらの価値は今後ICT環境が整ったとしても必要とされる価値であることも確認できました。しかし、その一方ICT技術は確実に進化し、それによって学校教材を取り巻く環境は大きく変化することは間違いないことも確認できました。その変化を恐れているだけでなく、やはりその変化に対応できるように我々は努力しなければならないのだと思いました。

2020年から次期学習指導要領が全面実施されます。2020年は教科書だけでなく、教材にとっても大きな分岐点になると思います。参加者のみなさんも堀田先生のご示唆に触発され啓蒙された方も多かったと思います。教育業界はこれから大きく変化することでしょう。ICT環境はその変化を加速させるに違いありません。図書教材が価値ある教材として生き続けるためにも、我々がこれからも学校を縁の下から支える立場であり続けるためにも、本質を守りながらも既成を打ち破る新しい挑戦が求められていると感じました。

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