公教育を支える教材出版社代表のブログ

弊社東松山流通センターが9月末をもって33年間の歴史に幕を下ろすことになりました。

昭和59年9月に設立した当時の最新式流通センターも33年の月日と共に老朽化が進み、そして手狭になっていました。今年度の新学期教材の発送業務ではそのキャパシティを超えてしまい、大規模な遅延を発生させてしまいました。来年度に向けてはどうしても広いスペースを持つ流通センターが不可欠で、それも速やかに対応する必要があり、大規模流通施設内のスペースを利用することになり、センターを閉じる決断をいたしました。

弊社は戦前東京の神田で産声を上げ、その後戦後の成長期に業容が拡大したため、教材を自前で送り届けるための流通機能を併設した本社屋を池袋(その当時は田舎)に構えました。その後、その本社も手狭になり埼玉県志木へ、さらに埼玉県東松山へと流通センターを移設してきました。出版社は従来、自前で流通業務を担うことはしませんが、この自前流通業務の確立こそが学校直販業界を確立させた肝と言っても過言ではありません。

私が社長になってからもその重要性が変わることはありませんでしたが、少子化やICT化を鑑みると流通業務の負担は軽減されるものと考えていました。一方で昨今は商品の多様化が進み、流通業務は細かく複雑な作業を強いることになってきました。そしてますます丁寧な手作業を要するようになったにも関わらず、質の高い人員確保は困難な時代になってきました。それでもそのしわ寄せも現場の人たちの工夫と努力で何とか頑張っていました。先人たちが苦労して作った施設を大事に使えば東松山はまだまだできる、工夫すればまだまだ使える、効率を上げて何とか乗り切ろうと更に頑張ってくれました。しかし東松山はもう限界だったのかもしれません。我々のその思いが、その努力が、経営判断を遅らせてしまったとすれば後悔するばかりです。

10月より本格稼働させる吉見新流通センターは弊社過去最大の巨大施設です。複雑化した商品の発送や在庫管理も十分対応ができ、迅速な出荷を実現します。業務効率が高まることでコスト低減も期待できます。祖父が教材流通を生み出し、父が流通業務を確立させました。そして私も時代に合った教材流通業務に取り組むことになります。東松山流通センターを支えてきた先人たちの思いを継いで、これからも「全ての子どもに」教材を届けるために最善を尽くす覚悟です。

33年間、東松山流通センターからのべ何千万人もの子どもたちに学校教材が配られました。凄いことだと思います。東松山流通センターに関わった全ての皆さまに感謝申し上げます。お疲れ様でした。ありがとうございました。

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